今年も、残すところあと数日となりました。
2022年の元旦は、帰省先で迎えるという方も
多いのではないでしょうか。

お正月といえば、楽しみのひとつがお雑煮です。
お雑煮が関西と関東で違うというのは、
みなさんもよくご存じかと思います。
全国的に見ると、
関東は『すまし汁に角餅』、
関西は『白みそに丸餅』が
主流と言われています。
ですが、大阪出身の私の母が作るお雑煮は、
なんと『すまし汁に、丸餅』。
小さい頃から違和感を覚えることなく
ずーっとこのお雑煮に慣れ親しんできましたが、
ふと、この関西と関東が入り混じったような
お雑煮を不思議に思い、母に聞いてみました。
母も、『母親の作るお雑煮が
これだったから…。理由は知らないなぁ。』
とのこと。
益々 なぜなのか気になります…。
少し、調べてみることにしました。
***
私の母は大阪の生まれですが、
母の両親は三重県伊賀市の出身です。
東西の文化が
陸と海の両方から伝わってくる三重県は、
東西の文化が混沌としている、
全国でも特殊な地帯なんだそう。
そのため、三重は同じ県内であっても、
地域によって様々なお雑煮が
存在するようです。
***
だしの種類では、
・北勢・伊賀北部・南勢、
東紀州では、すまし仕立て。
・中勢・伊賀南部では、みそ仕立て。
・鳥羽では、小豆汁仕立て。
もちも
・南勢志摩や伊賀では、丸もち。
・その他の地域では、角もち。
参考:『全国ご当地お雑煮歌留多』
***
伊賀市はまさに、私が慣れ親しんだ
『すまし汁に丸餅』のお雑煮が
多いようですね。
母方の祖父母は、私が生まれる
ずいぶん前に亡くなっているため
当然ながら会えたことは無いのですが、
私の慣れ親しんでいるお雑煮と
同じお雑煮を食べていたんだなあ、と思うと
家庭のささやかな文化が、小さくも確かに
脈々と引き継がれているような気がして、
少し不思議で、
温かく嬉しい気持ちになりました。
***
2022年のお正月は、久しぶりの家族団欒。
そんな方が増えていることを願います。
様々な状況下の方がいらっしゃいますが、
少しでも多くの方が
家族みんなでつながりを感じられる、
心あたたかなお正月となりますように。
みなさま どうぞよいお年をお迎えください。

材料 (4人分)
■ 材料
- 里芋小4個
- 鶏もも肉(一口大に切る)80g
- 鮭(一口大に切る)2切れ
- 人参(1㎝幅の輪切り)5㎝
- 大根(1㎝幅の半月切り)5㎝
- 焼き餅4個
- 生麩8個
- 塩少々
■ 調味料
- だし汁4カップ
- 白味噌大さじ3・1/2
作り方
1

「マイコン電気圧力鍋」KSC-4501を使ったレシピです。
2
里芋は皮を剥き水(分量外)にさらす。鶏もも肉・鮭に軽く塩を振り、キッチンペーパーで水分をふき取る。
3
里芋・鶏もも肉・鮭・人参・大根・生麩・だし汁を圧力鍋に入れて蓋をしめる。
4
おもり「密封」に合わせ、「手動/圧力2」・5分で設定しスタートを押す。
5
加熱後、取消しを押し、ピンが下がったら蓋を開け白味噌を溶かす。
6
器に盛り付け、餅を乗せたらできあがり。
7
※味噌はお好みの味噌に変更できます。
コツ・ポイント
スタートを押したら、後の調理はコイズミ「マイコン電気圧力鍋」におまかせ!
このレシピの生い立ち
コイズミ「マイコン電気圧力鍋」を使えば、ほったらかし調理で本格料理。空いた時間でもう1品つくれます。忙しい方の頼もしい味方です。
圧力鍋のブログについて
他にも定期的にコイズミ電気圧力鍋のブログをアップしております。
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