
お子さまに学習机を買おうと考えても、いろいろなタイプやデザインがあるため、何を選択すれば良いのか迷ってしまいますよね。
ここでは「どの学習机を購入すればいいかわからない」と迷っている方のために、学習机の選び方を8つ紹介してまいります。ぜひ参考にしてみてくださいね。
もくじ
1.デザイン
学習机を購入する上で、デザインを意識することは大切です。
お子さまの意見を優先し、ついついかわいらしいデザインのものを選んでしまいがちですが、大人になるまで長く使うのであれば、できるだけ飽きのこないシンプルなものがおすすめです。
リビング学習のために、リビングにデスクを置く場合にも、
なるべくシンプルなほうが雰囲気に馴染み、違和感が無いかと思います。
◆コイズミ おすすめのデスクシリーズ
飽きのこない、シンプルで上質なデザインが人気です。10年以上のロングセラー商品です。
長く使いたい学習机を選ぶ際は、できるだけシンプルなデザインを意識してみてください。
2.天板のサイズ

一般的な学習机としては、幅100×奥行60cmくらいの物が多いので、一つの参考にしてみてください。
幅100×奥行60cmであれば、ノートや教科書を広げても少し余裕のあるサイズとなっています。
リビング学習を意識する場合には、コンパクトな学習机がおすすめです。幅が広くて奥行きを抑えた学習机を選ぶと、リビングでの圧迫感が抑えられ、邪魔になりにくいです。
幅100以下×奥行き50cm以下くらいを目安にすると良いでしょう。
◆コイズミ おすすめのデスクシリーズ
リビング空間にマッチするようデザインされたデスクシリーズです。奥行48cmとノートや本を広げることができるけれど、リビングで邪魔にならない最小サイズに設計しております。

受験勉強のことを意識して学習机を選ぶ場合は、幅120×奥行60cmくらいを目安にしてみてください。参考書やノート、教科書をたくさん広げるためには、幅が広く奥行きのあるサイズ感の学習机がおすすめです。
これくらいの大きさであれば、パソコンやデスクトップも設置することができるので、大人になってからも活用することができます。
また、付属している拡張天板をセットして奥行きを広げることのできる机もあります。
さらに天板の上にパソコン、スタンドライトなどを置く場合は、そのスペースも考えておきましょう。
3.机の高さと椅子のバランス

お子さまの学習机を選ぶ上で、正しい姿勢で勉強できるように、机と椅子の高さのバランスが重要になってきます。正しい姿勢で勉強するには、子供が椅子に深く腰掛けても、デスクに手が届く状態で膝と肘が90°になるような学習机の高さのバランスがベストです。
現在の学習机は、天板の高さが約 70cmと大人でも使える高さの学習机が主流です。
以前はボルトの位置調整やレバーで高さを変えられる机が多かったのですが、調節のわずらわしさや収納量を考え、天板高が一定の学習机が多くなりました。 よって高さの調節は椅子でするようになります。低学年時は座面を高くし、成長するにつれて下げていきます。
学習椅子の選び方については下記の記事もぜひご参考にしてください。
◆参考記事

4.収納力

学習机を選ぶ上で、収納についても検討しておくことが大切です。
学年が上がるにつれて、辞書や参考書など多くの本の収納場所が必要となります。
収納を重視される方は棚付きタイプを選んだほうがいいでしょう。
また本や教科書が倒れずにしっかり立てて収納できる本棚か確認しておくことも重要です。
収納したい文具や小物から、どれくらいの引き出しの数や深さが必要なのか、事前に検討しておくことも大切になります。
引き出しを選ぶ際は、金属レールなどで楽に引き出しやすく、かつ四方を組んだり裏に補強桟がついた丈夫なつくりのものを選んでください。最も壊れやすい部位は、この引き出しです。
大きな引き出しが付いている場合は、 A3サイズが収納できるかどうか確認してみてください。
また、引き出しがワゴン式になっているものを選ぶと、体が大きくなったときに机の横に動かして使えますので脚元が広く使えます。
5.組み合わせの自由さ

学習机を選ぶ上で、組み合わせの自由さも事前に検討しておくことが大切です。
例えば、机と本棚を組み合わせてL字型とI字型にレイアウトを変更できる学習机などがあります。
このような組み換えができる学習机は本がたっぷり収納できます。
また、学習机に本棚やワゴンなどの収納がセットで付いている可変型(組み換えができる)タイプは、生活スタイル、学習環境や成長に合わせてさまざまなレイアウトに変更が可能なため、長期的に使用することができるでしょう。
コイズミのデスクシリーズは、デスクのサイズバリエーションや、ワゴンなどのセレクトアイテムが豊富なところも人気のヒミツです。
お部屋の間取りや、それぞれの使い方に合わせて自由に、必要なアイテムをセレクトしてコーディネートいただけます。
◆参考記事


6.素材(製造手法と木の種類)
学習机を選ぶ上で、素材も意識して選ぶことが重要になります。
主に学習机で使用されている素材の製造手法としては、「無垢材(ハギ材)」や「突板(つきいた)」、「プリント化粧板」などです。
木の素材によっても特徴が異なるので、学習机を選ぶ上で事前にそれぞれの違いについて把握しておきましょう。
製造手法での違い
■長く使える「無垢(むく)材」(ハギ材)

無垢材は、ある程度の幅の無垢板を接ぎ合わせて 1枚の板にしたものです。
天然木ならではの木目や手触りが魅力で木のあたたかみが特徴です。
長く使用するほど味わい深い物になってくるので大人になっても使い続けることが可能です。
デメリットとしては、木の素材をそのまま活かしているので傷がつきやすいことです。 また十分に乾燥、加工していないとまれに反りやひび割れが生じることもあるので、注意が必要です。
■リーズナブルな「突板(つきいた)」

突板(つきいた)の場合は、無垢材よりも安価に仕入れることができます。
天然木へのこだわりがあり、しかも少しリーズナブルなものをお探しの方には突板(つきいた)が使われた学習机をおすすめします。
突板とは、天然木を 0.2mm程度に薄く切り、 MDF(繊維板)やパーティクルボードなどの表面に張り付けたもののことをいいます。
学習机では天板に使われることが多い素材で、無垢材よりも軽くて変形に強いのが突板の特徴です。
見た目の高級感は無垢材には及びませんが、軽くて丈夫で、何より安価なところがうれしいですね。
■プリント化粧板

プリント化粧板(けしょうばん)は、木目などを印刷した紙を表面に貼って仕上げるといった製造手法になっています。天然木とは違い、安価で同一の木目や色を生産することができるので、デザインに統一性を持たせることが可能です。
リーズナブルで同一の木目や色が生産できる為トータルで色を合わせたい方におすすめです。 但し粘着性の高いテープなどで化粧紙がはがれる場合もあるため、注意が必要です。
木の素材による違い
デスクを検討していると、様々な木材の名前を目にすることかと思います。
それぞれの素材についてご紹介します。
■ナラ材

ナラ材は、耐久性があり高級感あふれる木目が美しい木材です。
天然木の魅力たっぷりの素材で重厚感があり非常に硬いので高級家具に使用されることが多い素材です。
【ナラの突板を使ったコイズミデスク】
別名「ミズナラ」と言われており、板目(いため)で取ると伸びやかで力強い印象があります。
柾目(まさめ)で取ると「虎斑(とらふ)」と言われている虎の背中の模様みたいな雰囲気があるのが特徴です。
ちなみに柾目(まさめ)とは、丸太の芯の部分から端にかけて縦方向に切って製材していく方法で、切った断面は縦の直線状の木目となります。
反対の板目(いため)は、丸太の端から端を切り出していきます。
こうして切り出していくと、丸太の端から端まできっちりと製材できるのに対し、柾目(まさめ)の場合は芯を中心に切り出すため、木材にできない中途半端な部分が生まれてしまいます。
このため、コスト面や希少さでは、板目(いため)よりは柾目(まさめ)のほうがやや高いと言えます。
ナラ材の特徴には温度や湿度によって木が収縮してしまうデメリットもあります。 その結果、反りや割れといったトラブルが引き起こされる可能性があるので注意が必要です。
■ウォルナット材

ウォルナットはくるみの木のことで非常に硬く、木目が美しい高級木材です。
【ウォルナット材を使ったコイズミデスク】

なかなか手に入りにくく、突板(つきいた)として使用される場合が多くなっています。
また、乾燥による変形や収縮、反りなどの狂いがウォールナット材はほとんどなく、触り心地が良いのも魅力のひとつです。
ただ素材として価値が高いことから、価格が高くなってしまう傾向にあるので、予算に余裕があれば検討してみると良いでしょう。
■メラミン化粧板

メラミン化粧板は、耐久性のあるプラスチックの板材です。
メラミンという樹脂を浸透させた板を何枚も重ねて 1枚のボード状にしています。
そこに木目や絵柄を印刷し芯材に張り付けたもので、傷や汚れ、他にも耐熱性・耐水性・耐摩耗性に優れているのも魅力の素材となっています。
ただ天然木と比較すると、質感や色味が劣ってしまう傾向にあるので注意しましょう。
【メラミン化粧板を使ったコイズミデスク】


■タモ材

タモ材は木目がハッキリとしていて、綺麗な印象を与えてくれるのが特徴です。
綺麗な木目が均一になっているので、上品で美しい見た目をしています。
ナチュラルテイストをお好みの方におすすめの高級木材です。
また、反発力が強い木材であることから、折れにくい木材です。
ただ比較的、硬い素材となっていることから、加工の際には割れやすいのが難点となっています。 価格も、近年高騰しているので、製品によっては高額になる可能性があるでしょう。
■アルダー材

アルダー材は北米中心に産出される木材で、木目や節が目立たない美しい木材です。
カエデ科の落葉広葉樹から出来ており、柔らかい木であることから機械加工がしやすく、デザイン性が高い学習机を作ることができます。
木目は優しい印象があり、柔らかい素材で経年美化によって色合いが変わっていくので、使い続けるほど味が出て、長く使っていると赤みのある茶色へ変化するのが特徴です。 ただ物を落としたり、ぶつけてしまうと傷がついてしまう恐れがあるので注意が必要になります。
■カバ材

カバ材は、カバ桜から出来ている素材で、木肌が緻密で均等になっており、硬くもなく柔らかくもなく中間的な硬さを持つ木材です。
きめ細かな素材で美しい節があるのが特徴です。
加工性が良く反りなどのトラブルも少ない素材と言われています。
自然な色味が出せることから、他にはない味わいを演出してくれるでしょう。 基本的にはデメリットが少ない素材ですが、しっかり手入れをしないと傷みやすい性質を持っているので、メンテナンスをこまめに行うことが大切です。
■ビーチ材

ビーチ材はブナが使用されている素材で、木目が細かい特徴を持っています。
硬くて粘りやすい性質から、割れにくいと言われている素材でよく椅子に使われます。
硬いだけでなく曲げにも強いので、木材で曲げ木加工による美しい背の椅子はほとんどビーチ材を使用しています。
ただ原木から製材した際にしっかり乾燥させないと、反りが発生することもあるので注意が必要になります。
■ラバーウッド材

ラバーウッドとはゴム材のことで、東南アジア等でゴムの樹液を絞った後に使用される木材です。
手触りが良くて滑らかで柔らかいのが特徴で、穏やかな印象を与えてくれるでしょう。
ラバーウッド材は非常に成長が早いため安定して供給されています。 ただ少し耐久性が弱いのが難点です。反りや割れには強い性質をもっていますが、物を落としたり、ぶつけてしまうと傷がつくことがあるので注意が必要になります。
■繊維板(ダイレクトプリント加工)

繊維板は、木材や植物の繊維が原料になっており、高温、高圧を加えて板状にしたものです。
ダイレクトプリント加工とは、その繊維板に直接木目を印刷する加工法で、天然木に劣らない見た目となるため、綺麗な印象を与えてくれます。天然木の使用量を減らせるため ECOな素材でもあります。
7.付属関連品も合わせてチェックしよう

学習机を選ぶうえで、付属関連品についてチェックするのも大切です。
お子さまの目を守る「デスクライト」もそのひとつです。単純に明るいライトがいいライトではありません。
天板全体を均一に照らし、手元まで光が届き、明るさの差がないライトが目に良く、集中できるライトです。
◆おすすめデスクライト
LEDモードコントロールライトアームライトECL-611、ECL-612

◆太陽光スペクトルLEDデスクライトECL-111、ECL-1112

どちらのライトも、デスク天板に挟むのでスペースも取らず、取り付けも簡単です。
また、学習机に傷やよごれがつかないようにする「デスクマット」もご一緒にどうぞ。
学習机を傷なく長くお使いいただくには必ず天板にデスクマットを置くことをおすすめします。
キャラクターが描かれたものであれば、お子さまも楽しく机に向かうことでしょう。
必要な書類や大切なものを挟んでおくこともできます。 このような関連品も学習机選びの大切なポイントです。
8.購入時期について
以前は、学習机は小学校入学に合わせて購入されるご家庭が大半でした。
最近では、あえて小学校入学に合わせるのではなく、
子ども部屋で勉強するようになったとき、
子どもが「欲しい」と言ったとき、引っ越しのタイミングで…など、
購入時期は様々になりました。
とはいえ、やはり1月~3月はご注文が集中する時期です。
在庫が欠品してお届けまでに時間がかかったり、完売してしまうこともあります。
コイズミオンラインショップでは、家具製品はお届けまでに2週間ほどのお時間を頂戴しております。
ご購入を検討されている方、ご入学に間に合わせたい方は、早めに検討をはじめご購入されることをおすすめします。
いかがでしたでしょうか。
お子さまが勉強しやすい環境を整えてあげるためにも、学習机は重要な役割を持っています。
迷われている方に、この記事が少しでも参考になれば幸いです。 お子さまにとって、学習机は大切な場所となるでしょう。お子さまとご家族みな様でぜひ、楽しくご検討ください。
お気に入りの学習机が見つかるといいですね。